アニメの作画の魅力とは
今日、アニメーションとは日本を代表するメディア表現のうちの一つであり、世界的にも広く認められているものだ。
そこで今日はアニメの作画というコアな部分にせめて行きたいと思う。
アニメとはまず動きそのものである。
例えば歩くシーンは日常的に私たちが行っている動作であり、アニメではそうした動きを分析して、絵を書き起こしている。歩き方一つとっても、それぞれのアニメで、アニメータによって、描き方は非常に異なる。
そうした日常的な動きというのは、ごまかすことができない、実は難しい絵であるといわれている。
キャラクターが立ち上がるシーンや、歩くシーン、これらにはアニメーターの細かなこだわりが詰められ、作られている。
例えば、最近、twitterにおいて、ラブライブのキャラクターデザインをしている室田さんが呟いたことなのだが、旧劇エヴァンゲリオンのミサトさんの背動歩きがすごいとある監督が言っていた、と彼は呟いていた。
それはそのキャラが一発で怒っていることが読み取れるからだということだ。
確かに映像を確認してみると、怒っているんだな、と瞬時に判断することができる。
他にも、顔の表情の話をすると、よくアニメータの方は、目と眉が重要であるといっている。それは日本のアニメキャラの目が大きいからだとか。髪の毛もそれに連動させて、動かしたりするらしい。
それにアニメーションだからできることだってある。例えば、アクションシーンにおいて、現実的にはださいポーズも、人間が本質的にかっこいいと思うようなポーズを模索して、描くことも可能だ。そしてまた逆に、あえて部分的に形を崩すことで、アクセントを、リズムに緩急をつけることだって可能だ。
このように、アニメでは意識しない部分に多くのこだわりが隠されていて、それが視聴者側に実は気持ちよさや、作品に対する理解度というのを上げているのではないのかと、感じる。
個人的に、最近「webアニメータ」の姿勢に魅かれてきている…