ダークヒーローがどうしてかっこいいのか
突然ですがどうしてダークヒーローは支持され続けていると思いますか?
世の中、数多くのダークーヒーローがいますね。
ブラックジャックやバットマン、東京喰種のカネキや寄生獣の新一など、数えきれないほどいます。仮面ライダー1号だってそうです。
ではなぜこれほどダークヒーローは支持され続けているのか。
それは時代の流れも関わっています。
さまざまな事が複合化されている現代において、勧善懲悪ものはそれほど支持されなくなってきました。
なぜなら今の時代、多数の価値観が存在していて、一面に何が正しいものなのか、何が間違っているのか。もっというと、何が正義で、何が悪なのか分からなくなっています。
正義は立場によって変化してしまうし、行き過ぎた正義は狂気を生み出ししまう。
今の社会、物事を単一的に推し量ることはできないのではないのかと僕は常々感じています。
そうした中でダークヒーローを描くことはそれなりに意味があるのではないかと思います。
ダークヒーローに共通していることは、とにかく自分の信念に従って、縦横無尽に行動していることではないでしょうか。
社会の束縛にも縛られず自由に行動する。
そしてその結果、多くの人を救ってしまう。
だからこそ悪だと簡単に片づけることはできない。
それに誰しもがどこかしらに悪の心、葛藤を抱いていると思います。
ダークヒーローはそうした内面が丁寧に描かれていることが多いです。
だからこそ現実味を帯びた作品として鑑賞することができる。
そうすると不思議と親近感を抱くことになる。
社会的な善悪の価値判断とは別に、自身の価値判断で言動するキャラクターの強烈さといったらとてもしびれますよね。
ちなみに私的に好きなダークヒーローの設定は相手側の能力を兼ね備えている主人公が好きです。それこと東京喰種のカネキなんかそうですよね。
人間側からみると悪に思える存在も、実は人間が恣意的に悪というイメージを投影しているだけで、人間こそが悪なのではないか。
そうした敵サイドの視点から冷静に人間のことを俯瞰することができる存在。
そうすると話にも深みがでてとても面白いと僕は思います。
今度僕も映画作るとき、ダークヒーローでも登場させようかな。
あっ、ちなみにルフィもダークヒーローっちゃダークヒーローですよね。
ワンピースなんかも正義と悪が非常にうまく描かれていると思います!!